自転車にありがとう!

自転車が好きなヴィワ太郎の、ライディングログ(ほぼリカンベントのお話)

はじめてのブルベ (当日の日記 - BRM113 高松ブルベ)

f:id:viwataro:20130112220320j:plain

いよいよブルベ当日。

参加するのは BRM 113 近畿 400 km (高松発、姫路着)。いわゆる 高松 ブルベ です。

前泊し、自転車の最終整備を行い、キューシートも見やすい位置に貼り付けて準備万端です。

 

寝坊するのだけが怖かったのですが、午前2時にとりあえず目が覚めたのでそのまま完全に寝ない程度に体を休め、3時半に起きて出発の準備を始めました。

 

泊まっていたホテルの部屋にはユニットバスがあり、部屋より一段高い段差になっていたのですが、洗面のために段差を上ったときに膝の関節に痛みが・・

この時は、前回の日記にも書いた足の痛みが単純にとれていないだけだと思い、あまり気にせず支度を済ませて高松ブルベの集合場所へと向かいました。

 

これがその後の悲劇の前兆だとは、この時の私は思いもしませんでした。

 

 

 

集合場所に着くと、既に十数人のランドヌール達が集合されていました。

暗い時間帯なのであまり皆さんの表情や雰囲気がわからないのですが、ブリーフィングが始まると時折笑い声なども起こり、なぜだかちょっと安心しました。

 

車検が始まりました!

私の直ぐ近くで車検が行われていたので、早々に車検を終えます。

 

「いつ出発なのかな?」

 

などと、のんきに周りを見渡していると、車検を終えたランドヌール達が次々と走りさっていかれます。
なるほど、時間がきたのだからもう走ればいいのね。。
・・とは思ったのですが、ちょっと自信がなかったので更に数人が出発されるのを見届けてから私もゆっくり発進〜

 

400 kmの道のりなので、最初はすごくゆっくり走るのかな?と思っていましたが、みなさん30km/hくらいで巡航されている風味。

特に辛い速度でもないので、私も同じくらいのペースで走り続けていると、最初のチェックポイント(クイズポイント)の手前で、信号待ちされていた先頭集団に合流しました。

 

 

クイズポイントでは、通過チェックの為に周りの風景と一緒に写っている自転車の写真を撮ります。

f:id:viwataro:20130113055638j:plain

まだ日の出前なので暗いですが、とりあえず認識可能なレベルの証拠写真を撮りました。

初ブルベなので、なるべく止まらずにゆっくり走ろうと思い、周りの先頭集団のみなさんは小休憩のようだったのですが、私はちんたらと走り始めます。

 

ちなみに、このクイズポイントは出発から26kmほど走った所です。

ここまではとても順調です!

ただ、400km走りぬくことを考えると、前半はもう少しペースダウンしていこうと考え、スローペースで走りつつ何人かの方々に抜いて頂きます。

 

『順調〜順調〜』

っと、ワクワクしながらペダリングしていると

(ピキーーーーン!!)

 

へ???何?

 

っと思ったのも束の間、激痛が繰り返し発生しはじめました(# ゚Д゚)

痛みの発生源は右膝のようです。。というか考えるまでもなくこの痛みは確実に右膝さんから発っせられているものです。

 
 
これは、数年前にロードに乗っている時に発生した痛みと非常に似ています。
その当時、この膝痛が発生した後は1年間自転車に乗ること自体ができなかったという、トラウマの痛みですorz..
 
この時、出発点からわずか 30 km。
『半年間も準備してきたブルベ。この初ブルベを 30 kmで終わらせるわけにはいかない!!!』
という思いしかその時はありませんでした。
 
とりあえずペダルを漕ぎ続けます。
ペダルが一回転する度に激痛が私を襲います。
へこたれます。
半年間の記憶に思いを馳せます。
ペダルをまわします。
1秒間に1回以上の頻度で激痛が私を襲います。
 
 
・・という状況が延々と続きます。
ペダルの漕ぎ方やライディングのポジションを試行錯誤していくと、引き足を使うと痛みが激しくなっていくことを発見し、SPDペダルからシューズを外し、クリップインしない状況で押す力だけで走ることにしました。
 
クリップインせずにペダルを押すということは、ほとんど力を入れることができないということですが、膝の痛みは大きく、そもそもペダルを踏み込むような行為は既にできる状況ではないので無問題です。
 
巡航速度も平地で20km/h弱という感じです。
 
 
ただ、痛みはいっこうにひきません。。
右膝が曲がる度に激痛がやってきます。
スピードも出ないので疲れもしませんが、早朝なのでどんどんと体温がさがっていきます。
体温がさがるにつれ、どんどんと膝の痛みが増す・・?・・というか、もう十二分に痛いのでそれ以上痛くはないのですが、このまま膝を冷やしたまま無理し続けると、明日以降歩けなくなるんじゃないかという心理的不安によるものなんでしょう。
 
途中、コンビニに入りました。
そこでネックウォーマーと貼るカイロを購入。
既にサイクルパンツの下にひざ用サポーターを履いていたので、サポーターの上にペタペタとカイロを貼り付け、サイクルパンツの上の膝の部分にネックウォーマーをつけます。
 

とりあえず、膝が冷えるのを軽減しましたが、激痛は激痛のまま。

もうどうでもいい感じになってきて、気合で走り続けること50km。PC1のコンビニに到着しました!

スタートしてから76km地点でしたが、全く体力を使っていない気分だったのでコンビニで買ったものは食料ではなくガムテープ。

ペダリングしているとずり落ちてくるネックウォーマー(膝にあてているもの)を、このガムテープで固定しました。

 

また走り始めます。

 

激痛は毎秒やってきます。

 

とうとう我慢ができず、右膝がまがる度に『ウゥッ!』と唸り声をあげてしまいます。

私のリカンベントにはバックミラーが付いているので、私を追い抜くランドヌールの姿が見えるのですが、追い抜かれる時だけ声を出さないように我慢しますw

 

PC1から更に50kmほど頑張ったのですが、とうとうバックミラーを時々確認することもままならなくなってきたようで、気づくと私を追い抜こうとするランドヌールが横にいたりすることが起き始めました。

平地で20km/h弱でチンタラ走っているのにウグーとかウガーとか奇声を発し続けているリカンベント乗りの横を通るのって気味悪かったと思います。私の奇声を聞かれたランドヌールの方々には(この声は届かないと思いますが)お詫び申し上げますm(__)m

 

 

しかし、バックミラーを確認しているつもりが確認しきれていないという事実はヤバイです。

とうとう痛みが意識すら蝕み始めたんでしょうか。。もしかして軽度の失神状態??

 

などと飄々としたコメントを自分でしている場合じゃありません。

ブルベに参加させていただくものとして、危険運転だけは絶対にやってはいけないこと。

 

無念ですが、DNFを決心しました。

 

携帯でブルベ本部にお電話・・・「すみません。エントリーNo. XX の ○○ ですけれども。DNFでお願いいたします。。」と無念の心境で伝える私。

本部のお方からすると、まだブルベ前半かつ真昼間からDNF連絡なので、事故とかいろいろご心配もされたかと思うのですが、故障していた膝がこのタイミングで爆発したことがDNFの理由だとお伝えすると、同情いただいているのが伝わってくる感じで対応いただき、なんだか嬉しかったです。

 

 

DNFしてしまうと、あとは駅までの道のりをのんびりポタするだけです。

四国の土地勘はないので、ナビに道をまかせてみると・・

f:id:viwataro:20130113122143j:plain

田んぼ道を案内されましたw

 

その他、川沿いの土手もコースになっていたり(^^;

さすがに土手は衝擊が膝に悪そうなので、回り道して舗装路を進みました。

 

ブルベ中は膝が痛いとはいえ、時速20km/h弱でなんとか巡航していたのですが、DNFして気が抜けてみると、どんなにがんばって漕いでも10km/hしかでません。。平地なのに。。

激痛は相変わらずペダルを一回転する度にやってきます。

 

幸い、駅までの道中のほとんどが田んぼの中を走る感じだったので、痛みに応じた奇声を発しても誰も聞いていませんw 思い存分痛がりならがペダルをコギコギw

 

今回のブルベには妻と娘が一緒にきてくれていたので、駅で合流。

初ブルベで初DNF。しかもこの膝痛は「この先、少なくとも数ヶ月は長距離走れない」ことが確定な故障なので、恐らく今年はブルベにもう出られない気がしています。

・・ですが、貴重な「家族と過ごす時間」が予定よりも長くなったので良しとします!

「今年はブルベ」と思っていましたが、「今年はブルベに出れない分、家族と時間を過ごす」を楽しみに、自転車はまたボチボチとリハビリから再出発することにしますかぁ。