Scorpion fs 26 での登坂
HP Velotechnik 社の Scorpion fs 26、その名の通りフルサスモデルなトライクです。
先日のスズカでは、アップダウンを相殺して ±0 な周回コースだったわけですが、坂をのぼる度にギシッ、ギシッっと音がなるんです。
あまりこんな音しなかったのになぁ・・っと、後日調べてみても、サスペンションがキシんでいるわけではなく、どうも背筋で負荷をかけてシートを押し込むと、カーボンシートがキシンで音がなっているようです。
それだけ、背筋が使えるようになったんだなぁ・・・っと、シミジミ。
そういえば、Cruzbike 社の Vendetta で、リカ足は持っていると思っていたものの、京都のローロさんでトライクを納車して初乗りしたときには100m位走っただけで足がツリそうになったのを思い出しました。その頃からに比べるとかなりリカ筋ができてきたのかも。
同じリカンベントでも、シートとBBとの高低差や、2輪と3輪の違い、車重などの違いによって、使う筋肉が違うのかもしれません。
ちなみに、ロードとリカでは、明らかに使う筋肉違います。うつ伏せ v.s. 仰向けな上に、サドル v.s. シートですから、全然違う乗り物なのですが、自転車という名前に惑わされてしまいますよね。
ロードなどのアップライトな自転車に乗っていて、これからリカに入ってみようかなって思うかたは、最初思うように乗れなくても、それが当たり前だと思って、リカ筋がつくまでしばらく頑張ると、ロードでは味わえなかった新しい自転車の世界に出会えると思うんです。
フルサスのリカンベントで坂をのぼると、力が逃げてしまいまうんですね。
スズカでそれを体感しました。
Scorpion fs は、フルサスリカの中では力が逃げないように工夫されている方ですが、背筋をフル活用して登坂しようとすると、せっかく蹴りこんだ力がリアサスに吸収されてしまい、推進力に変換されきりませんでした。
登坂が多いコースを走るときは、リアサスの強度を上げて、硬めのサス設定にした方がよいかも。