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自転車が好きなヴィワ太郎のライディングログ(ベントライダーもやってます!)

中判ミラーレスの時代 & GFX100 Ⅱ を予約した理由

趣味で写真もやるのですが

ここ10年で

フルサイズ一眼レフカメラ主体から

中判ミラーレスカメラ主体に

機材をシフトしました

 

その主な理由として

中判カメラがオールマイティー化してきたおかげで

より作品性のある写真が、趣味人でも(中判で)撮りやすくなった

というものがあります

 

これは完全に個人的な思考ですが

私は「写真≒タイムカプセル」のように考えています

その時にそこにあった光を閉じ込めることができる光のタイムカプセル

 

人によっては

光ではなく空気を閉じ込めると考える方もおられます

その場合、究極はデジタルではなくフィルムなんだとも思います

 

そう考えるようになると

光を取り込むセンサーサイズが大きいほど魅力を感じてしまいます

 

さすがにデジタルでシノゴくらい巨大なものを考えると

もうひとりで持ち運べる重量では

カメラ&レンズが収まらない気もします

それ以前に、価格が非現実的になりそうです・・

 

その点、中判ミラーレスカメラであれば

現実的なのです

 

特に

ラージフォーマットと呼ばれる

中判フィルムと35mmフィルムの中間にあたるサイズが

現在の中判ミラーレスの主流になったお陰で

反応速度や、ボディサイズを含めた取り回しの良さは

フルサイズ一眼に匹敵する状況になってきましたし

35mmカメラと比べて 1.7 倍という

大きなセンサーサイズのお陰で

立体感のある写真が

より撮りやすくなっているとも思います

 

デジタル化のお陰で

フィルムカメラと比べるとデジタル一眼は

フォーカスエリアも広くなり

更にミラーレス&AIによってオートフォーカス精度も格段に上がっています

 

ミラーが無くなったお陰で

連写速度を上げやすくなったし

シャッター時の物理的な音が静かになりました

35mmミラーレスだと静か過ぎるくらいです

その点、中判ミラーレスはちょうど良い音量になったのかも

ちなみに、来週発売される富士フイルムの GFX100 Ⅱ は

中判カメラなのに秒間8コマの高速連写が可能です

 

また、ミラーが無くなったことで

どのメーカーもレンズからセンサーまでの距離が短くなっています

つまり、

ミラーレスカメラは一眼レフカメラ用のレンズを

アダプターを介して利用できる幅が広くなったのです

 

特に、35mm一眼レフカメラ

早くにデジタル化が広まったので

デジタル対応の高性能レンズもかなり出回っています

もちろん

オールドレンズの良さを楽しむことも可能です

 

中判カメラの欠点は

専用マウント用の公式レンズが限られていること

だと感じることが多いのですが

中判ミラーレスであれば

一眼レフカメラ用のレンズが使えることが多いですし、

なにより望遠系に弱い中判カメラに

35mm一眼レフ用の高性能望遠レンズをつけることで

その欠点を克服しやすくなりました

 

もはや

スポーツ系カメラマンや野鳥狙いでなければ

中判ミラーレスカメラをメインにすべき時代になった

と言っても良いのではないでしょうか

 

中判ミラーレスで言うと

ハッセルブラッド富士フイルム

が2大メーカーとして地位を築きつつあると思います

 

個人的には

ハッセルブラッドの方が実は好きだったりするのですが

残念ながらハッセルの主力中判ミラーレスの

X2Dシリーズや907Xシリーズは

レンズシャッターなのです

 

つまり、

X2Dや907Xには

カメラボディ側にシャッターが無いのです

 

これで何が困るかというと、

アダプタを介して様々なレンズをつけた時、

物理的なシャッターを使えないので

電子シャッターのみになってしまうのです

 

電子シャッターだと

ローリングシャッター歪み

だったり

フリッカーが発生しやすくなり

シャッター時のリズムも保ちにくく

残念ながらあまり実用的ではない

というのが

実際に907Xを使ってみて得た体験です

 

グローバルシャッターが出てくれば解決する

と期待も持っていたのですが

技術的に考えると現実的(なサイズ・価格など)にはならない

らしく

少なくともあと数年以上は

メカシャッターが必要な時代が続くと考えています

 

そんな中

富士フイルムから GFX100 Ⅱ が発表され

ボディー側にメカシャッター搭載

しかも8段という驚異的なボディー内手ぶれ補正

秒間8コマの高速連写

新デザインのかっこよさ

ブラケティング撮影も、私の好きなフォーカスBKT機能も入っていて

35mmフォーマットモード(できればAPS-Cモードもそろそろつけて欲しい・・)

ピクセルシフトで4億画素の写真撮影や偽色低減処理

などなど魅力のオンパレード

 

あと、地味に

センサー面とカバーガラスが 9mm も離れる設計になっていて

センサーに付着したゴミが

非常に気になりにくいように配慮されている

ということも

ボディー内メカシャッター(他レンズが実用的に利用できるメリット)と同じくらい GFX の強力な魅力です


( GFX Technologies #2 より引用 )

 

既に 907X は持っているのですが

X2D に行かずに待っていた介あって

ずっと待っていた機能以上のものが搭載された

GFX100 Ⅱ を予約するに至りました

 

いまのところ

発売日に発送できると聞いているのですが

ワクワクしながら 9/28 を待とうと思います