ギア比の話 & ベントライダー復帰の話
スポーツ自転車を始めてから
35年が経ちました
過去に何台も自転車をお迎えしてきたのに
購入時にギア比を気にするようになったのは
つい最近のことです
過去の
ショップとのやり取りメールを見直しても
私もショップ側も
チェーンリングやスプロケの
歯数については触れていませんでした
きっと
多くのサイクリストにとっては
標準域のギア比であれば
あとはスプロケ交換程度で
どうにでもなるからなんだと思います
しかし
私にとってギア比は
「購入した自転車に乗れるかどうか」
という根本的な問題に関わるのです
15年ちょっと前に膝を故障してからは
長い坂道をロードで登ることができなくなりました
- フロント36T & スプロケ28T
という、
ギア比 1.29(クランク1周まわすと後輪が1.29回まわる)
あたりが
一番軽いギア比になっている
サイクリストは多いのではないでしょうか
最近の12速だと
ギア比にこだわりのない客の場合
- フロント36T & リア30T (ギア比 1.2)
あたりでアセンブルされる気もします
しかし
私がギア比1.2以上で
例えば箱根の峠を越えた場合
50%以上の確率で猛烈な膝痛が発生して
しばらくは歩くのもつらくなってしまうのです
昨年購入したDOGMA Fでは
最小ギア比を 1.0 にできたお陰で
やっと箱根超えをしても
ギリギリ膝痛の手前でおさまり
その後もサイクリングを継続することができました
#本当はもう一枚軽くしたかったけど・・
これがリカンベントになると
状況は劇的に改善されます
リカンベントでの登攀はロードと違い、
自重全体が足に載ることがなく
脚力(+体幹)で登るので
膝に過度な負荷がかかりにくくなります
なので、リカンベントであれば
最小ギア比 1.2 台でも大丈夫でした
ただし
リカンベントは車体自体が
ロードよりは重くなる傾向があるので
登攀では軽いギア比があれば
かなり助かります
そんなわけで
現在オーダー中のリカンベントでは
最小ギア比が 1.0 未満になるよう
チェーンリングとスプロケをチョイスしました
そのギア比は 0.91
欲を言えば 0.8以下にすらしたいのですが
コンポーネントのレベルを落とすことになったり
車重が重くなったり
などの理由で
総合的に判断してこの最小ギア比をチョイスしています
近々
ベントライダーに復帰します〜